改稿:2024/02/11
この記事は「White Album2」に収録されているデジタルノベル「Twinkle Snow~夢想~」の感想記事です。
1.「Twinkle Snow~夢想~」とは
デジタルノベル「Twinkle Snow~夢想~」としてPS3版/VITA版に収録されていた作品です。
PS3版のトロフィーをコンプリートしていたはずなのですが・・・
なんとまだ未読でした・・・かなりビックリしました。
と同時にちょっと得した気分で楽しむことが出来ました。
なお、公式サイトからPDFで配布されているのでPCスマホでも読むことが可能な作品です。
https://leaf.aquaplus.jp/product/wa2ic/special_novel.html
原作では高校生時代に春希と雪菜が結ばれたことで、その後の惨劇(?)が始まったわけですが、本作では高校時代に春希とかずさが結ばれていた場合のIFストーリーが描かれています。
無敵のヒロインで一貫して「3人がいい」を主張してきた雪菜が、
原作のかずさポジションになった場合どのように立ち回るのかが見どころの作品となっています。
2.感想
雪菜がどの程度春希に対して本気だったのか、疑念を抱き続けていたブログ主としては
この作品のおかげでかなり雪菜の心情を理解できることができました。
ということで2大ヒロインについての感想を綴っておきたいと思います。
2.1 かずさについて
このデジタルノベルの主役は雪菜です。
雪菜のですが、敢えてかずさから語ります(笑)
かずさの印象は大型犬ですわ(笑)
出来の悪いハスキー犬な印象を持ちました。
Coda以降のポンコツかずさが高校時代に再臨・・・みたいな印象で、
これはこれで悪くないなぁと・・・というか可愛いです。
そして雪菜に対しては親友でありつつも警戒感を全開です。
Coda編でのかずさルートと変わらずって感じでしょうか。
そしてかずさのこの本能的な感は間違ってはないところがポイントです。
2.2 雪菜について
つぎに主役の雪菜です。
本心を偽ることに長けた女の子だと再認識しました。役者ですね。
原作でも本音を出さない傾向があるというか、溜めるだけ溜めて爆発するというか・・・
雪菜はかずさが好きです。
親友と言ってしまえるくらいに雪菜はかずさのこと大好きなんでしょう。
雪菜→春希←かずさ
この関係性がなければ成立していたのかもしれない・・・
逆に接点すらなかったのかな?
いずれにしても雪菜はこの無理のある3角関係を維持しようと画策した結果、
全部自分に返ってくることになります。
雪菜の「3人でいたい」という希望を忠実に叶えようとする春希が鬼です。
本編ではかずさが耐えきれなくなってしまった歪な関係性に雪菜はどこまで
耐えられるのか・・・
本編だとかずさは居たたまれず逃げ出してしまうわけですけど、
結局雪菜も同じでした。
ただ雪菜とかずさの違いは雪菜には伊緒と武哉がいてくれたこと。
徐々に雪菜が春希から卒業できるように雪菜に3人でいるのではなく、
5人でいることを提案する二人。
雪菜もそれで一旦は納得したはずでしたが・・・
でもって、奇しくも2月14日に雪菜はかずさを裏切ってしまう。
本編では春希は雪菜を裏切ってかずさのところへ行ってしまった裏切りの日です。
このアナザールートでは、春希はかずさのところから離れて雪菜のところへ
行ってしまうという空気の読まなささよ。
全部春希が悪い。
それはさておき雪菜も立場が違えばかずさと同じことをやってしまうという
かなり興味深い展開になりました。
雪菜もかずさも春希に関して言えば根っこの部分は似た者同士だったという
のがこの作品で分かったこと。
3.まとめ
「Twinkle Snow~夢想~」から雪菜もまたかずさと同じくらいかずきが
好きだったということが伝わってきました。
ICでどれだけ雪菜が傷ついていたのかも伝わってきました。
Vita版を改めてプレイしなければ気づかなかったお話で、大変満足しています(笑)
実はデジタルノベル関連の記憶がすっかり忘却してしまっていて・・・
「歌を忘れた偶像(アイドル)」をはじめデジタルノベルで雪菜の心情が補完されて
いるので雪菜に対する印象変わりました。
その辺はまた別途。
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